「未来に飛躍する人と組織の羅針盤」というタイトルを付けた本連載は、様々なトピックを取り上げ、そこで起こっている人と組織の課題について考えていくものです。最初に本日から5回連続で、日本の様々な企業で起こっている「ソリューションビジネス化」に関する課題について考えてみましょう。 今、日本の製造業が岐路に立たされていることは報道などから認識されていることでしょう。これまでのように「個々の製品の性能の良さ」だけでは、新興国を相手とするグローバル競争には勝てなくなりました。こうした環境で競争を続ける、つまり顧客の課題を解決するために必要なことが「ソリューションビジネス化」であると考えられています。 例えば、個別の機器にネットワークに接続する機能を組み込んで、そのネットワークの設計も含めて製品を提供するといったことや、付属品や周辺の他社の機器も併せて提供するといったことが挙げられるでしょう。それだけで
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