toyama design store.org 現在進行形映画で観に行くことができなかった【my blueberry nights】をDVDで観た。ノラ・ジョーンズ主演でウォン・カーウァイ作品という見るしかない組合せ。内容はとくに変わったものではなく、日常的にある出来事。でも、人生そのものともいえる出会いと別れの交錯。それを、素敵すぎる音楽と映像で淡々と描く。日常的な出来事なのに心にしみた。否。日常的な出来事だからとても心にしみた。 最近、ヒゲをはやした映画監督が、「今の若い映画監督に向けてアドバイスをお願いします」と言われて、「最近の若い人は、ありふれた簡単なテーマを選び過ぎだ。もっとスケールが大きい、壮大なテーマの作品に取組んでほしい」みたいなことをテレビで話しているのを見た。 大御所になってくると結構こういった発言がでてくるのだが、いったい何がスケールが大きくて壮大だと言いたいのかとても不思議に感じた。多分、その監督の作品からみて、
