2018年3月に、「ArmのAI戦略、見え始めたシナリオ」という記事を書かせていただいたが、この時には内部構造が一切明らかにされなかったArm MLプロセッサの詳細が、この8月に開催された「Hot Chips 30」でArmのIan Bratt氏(Distinguished Engineer and Director of Technology, ML)によって説明された。そこで、この中身をご紹介したいと思う。 Mobile SoCのアクセラレータ的に利用 Arm MLプロセッサの基本的な特徴が図1である。 ポイントとなるのは多分、最後の"First design targers mobile"である。つまりArmはMLプロセッサを単体のIP(Intellectual Property)として提供するというよりは、Mobile SoCのアクセラレータ的に利用することを念頭に置いているという
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