北京五輪でシンクロナイズドスイミング中国代表を率いてチームを銅メダルに導いた井村雅代ヘッドコーチは1日、「引き続きと言われたが、五輪までということだったので」と話し、留任要請を断ったことを明らかにした。 中国国家体育総局水泳管理センターは、井村氏を高く評価し、幹部が留任を求めていた。しかし、井村氏は「たくさんそういう声を頂いた。具体的なことはまだ考えていないが、今後は指導ではなく交流という形で続けたい」と述べた。 井村氏は2007年1月から指導を始めた。ライバル国を率いることに批判も出たが「自分は間違ったことはしていない。いつか、日本と中国が表彰台で並べればいい」と話した。