バンカメはメリルリンチ買収で合意 総額5兆3千億円2008年9月15日14時22分印刷ソーシャルブックマーク 【ニューヨーク=丸石伸一】米銀行大手バンク・オブ・アメリカは15日未明(日本時間午後)、米証券大手メリルリンチを買収することで合意した、と発表した。買収総額は500億ドル(約5兆3千億円)。 メリルリンチは損失が出る恐れがある不動産関連の資産を多く抱えていることから経営不安が高まり、株価が急落していた。顧客や株主の信用を回復するには抜本的な対策が必要と判断し、買収を受け入れたものとみられる。 バンク・オブ・アメリカはこれまで、経営不安が高まっている米証券大手リーマン・ブラザーズの買収を検討していたとされるが、リーマンよりも規模が大きいメリルリンチの買収に切り替えた。 アサヒ・コムトップへニューストップへ
リーマン・ブラザーズ破綻、破産法申請2008年9月15日14時9分印刷ソーシャルブックマーク 箱を持ってリーマン・ブラザーズ本社をあとにする人=AP 【ニューヨーク=丸石伸一】米証券大手リーマン・ブラザーズは15日未明(日本時間同日午後)、連邦破産法11条の適用を申請すると発表し、実質的に破綻(はたん)した。米欧の金融機関との間で身売りや出資受け入れなどの交渉を続けたがまとまらず、自力再建を断念したものとみられる。 リーマンは1850年創業で世界30カ国に拠点を持ち、従業員は計約2万9千人。今年3〜5月期決算で上場以来初めての当期赤字に転落し、6〜8月期決算でも2四半期連続の赤字になる見込みだと今月10日に発表していた。サブプライム関連の損失を計上してきたが、さらに損失が出る恐れのある不動産関連の資産を多く保有していたため、株価急落が続いていた。 アサヒ・コムトップへニューストップへ
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