中日落合博満監督(54)は22日、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の中日の代表候補全員が辞退したことに原辰徳日本代表監督(50)が憤慨したことを受け、40分に渡って猛反論した。秋季練習の行われたナゴヤ球場で「辞退は各選手の意思」とし、球団としてのボイコットではないと主張。辞退理由は「説明する必要はない」とし、WBC出場は「義務ではない」と踏み込んだ。サムライ・ジャパンは足並みがそろわないまま船出することになった。 落合監督はナゴヤ球場の記者室に自ら足を運び、中日の候補選手が辞退したことへの批判に、真っ向から反論した。まず切り出したのが、辞退は組織的なものではなく、あくまで選手個々が決めたという点だ。岩瀬、森野、高橋、浅尾の4選手だけでなく、和田にも追加の打診があったことを公表。その上で全員に意思確認したことを強調した。 落合監督 球団や現場の主導(での全員辞退)ではないし