2010年11月30日09:00 カテゴリITテクニカル 700/900MHz帯の再編について* 当ブログでは2年以上前から取り上げてきた700MHz帯が、国際周波数に合わせて再編されることが決まったようだ。いったん「ガラパゴス周波数」で決まった方針をくつがえしたのは、孫正義氏を先頭とするツイッターの力である。また周波数オークションも初めて導入される方針で、私が10年以上言い続けてきたことがようやく実現したのは喜ばしい。 しかし問題は、その再編の方法である。これまでの報道によれば、既存の免許人の「立ち退き料」1000億円を新規参入業者に支払わせるためにオークションを行なうというが、これは無理である。合計100MHz以上の帯域の価値は1兆円以上あるので、入札価格は1000億円に貼り付いてしまう。最高価格の業者に落札すると、ごねて居座っている放送局が「棚ぼた」で3000億円以上の利益を得る。
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