最近ではGPSを利用し居場所を特定するアプリ「カレログ」が問題になったり、Googleのストリートビューが本来見せたくないものを表示してしまうことが議論になったり、やはりプライバシー(個人情報)について人は過敏になるものです。 日本でも2005年に個人情報保護法が施行されて、個人も企業もますますその取り扱いに神経質になっています。たとえば、個人情報保護法に合わせて制定されたプライバシーマーク制度のもとでは、面接の際に、面談者は相手の出身地を聞くこともNGとされています。(信じられない!)しかし、そのくらい個人情報は社会の中で重要なものとして取り扱われているのです。 いくら法律を作って守っても、ネット社会が進み、ネット上に存在する個人情報が増えれば増えるほど、逆にこの個人情報が外部に流出する、あるいは悪用される可能性も高くなります。もっとも、個人情報保護法のもとでは、企業がそうしたデータを収