金属のキャスティング(鋳造)は、金属を溶けるまで熱して型の空洞に流し込むという方法をとる。この空洞の形で、作られる物の形が決まる。金属を融点まで熱することができる設備を持っているなら、これは素晴らしい製造法だ。だが、そうでない人にとってみれば、大変に面倒な作業だ。 だが幸いなことに、「コールドキャスティング」と呼ばれる技がある。Paul Braddockが下のビデオ、Mold3Dで説明しているように、透明レジンに金属の粉を混ぜて行う。この金属粉入りレジン(この場合は鉄)をシリコンラバーの型に流し込むのだ。 Braddockはロボットの頭の原型を、まずは3Dプリンターで普通に作った。それを、Pinkysilという液体で型をとった。これは20分で固まる。そこからプリントした頭を取り出し、ポリエステルレジンと鉄粉を1:1で混ぜ合わせ、型に流し込んだ。型には、あとで頭が取り出しやすいように、剥離剤