●対面での金融商品営業、今後の在り方は? ●コンサルティングと商品販売のアンバンドリングに対応する以外に道はないと思います 【質問】地方銀行で金融商品販売を担当している者です。山崎さんが日頃から仰る通り、対面営業から金融商品を買ってはいけないというのは当事者から見てもその通りだと思います。一方で、金融機関もビジネスなので、収益を出していかないといけないという面もあると思います。対面での金融商品営業の今後の在り方について、山崎さんのお考えを伺いたいです。 質問者が正直に仰っておられるように、対面での金融商品営業は多くの場合顧客のためになっていない一方で、ビジネスとして収益を確保しなければならないという難しい問題があります。率直に言って、行き詰まっています。 行き詰まりを象徴する事例は、先般、金融庁が問題化するに至った、千葉銀行とその子会社が関わった仕組み債の不適切販売でしょう。千葉銀行は地方