概要 Fluentdで障害設計をする上でバッファリングの概念は切っても切り離せません。 本記事では、ドキュメントだけでは拾いきれないものも踏まえ、 Fluentdのバッファリングで抑えておくべき情報を体系的にまとめます。 バッファリングとは? Fluentdではログをバッファリングしてまとめて送信するための仕組みが用意されています。 これは下記のような用途に用いることができます。 送信先がダウンしていたときに一時的に保管しておく 送信先のキャパシティに合わせて送信流量を制限する Fluentdにはメモリ上、もしくは永続化ディスク上にバッファを保管しておく仕組みが用意されています。 バッファの構造 バッファの構造は下記のようになっています。 引用: https://docs.fluentd.org/buffer Output Pluginごとに一つバッファ領域を持っており「stage」と「q