しばらく円高が続いており、移民問題を再考しても良い時期に きているかもしれない。しかし、社会には政策的に操作可能な 変数とそうでない変数がある、という認識は大事だ。 とある友人が、 「グローバル化に反対、という人がいるが グローバル化というのは状態のことなので、それに反対というのは "冬が寒いのに反対"と言っているのと同じで意味をなさない。」 と言っているのを聞いて、なるほどな、と思ったものである。 「グローバル化に反対」の正反対とも思える移民受け入れ賛成論だが、 日本に移民が増えないという「状態」に反対しているという意味で それの持つ意味は曖昧だ。 具体的に「移民受け入れに賛成」とはどういうことなのだろうか? まず、現在の日本のビザのポリシーでは、 単純労働者の受け入れを原則として認めていないので 「要件を緩和して単純労働者の受け入れを」 ということであれば理解できる。 例えば経団連など