腰痛は骨が原因だと思っていません? 比較的多くの方が勘違いをしていることですが、腰の痛みは骨が原因でないことが多くあります。おそらく「ヘルニア」や「すべり症」といった病名が世間一般でも知られているため、「腰痛=骨に異常」というふうに勘違いする方がいるのかもしれませんが、腰痛の原因は大抵の場合筋肉の炎症です。 胃腸と腰痛の関係 胃腸は内臓、腰痛は外側の筋肉や骨の痛みのため、一見すると何の関係もなさそうにも見えますが、実は思っている以上に密接に関係しています。 まず人体の優先順位から考えると、一番守らなければいけないのが内臓です。内臓はいわば生命維持装置なので、筋肉や骨にはそれを守るという重大な役割があります。 その胃腸が弱ると、人体の中でまず背中側の筋肉が緊張をし始めます。人間の筋肉というのはそのほとんどが対になっており、お互いを引っ張り合いながら支えていますから、背中側の筋肉(脊柱起立筋)