渡部まなぶさんは、数少ない航空写真家の1人だ。そのキャリアは約40年を越し、これまでの飛行時間はゆうに3,000時間を下らない。文字通り、日本全国を飛び回り、上空から都市の変化を見続けてきたのだ。 ここでは日本の都市約30カ所を記録した2枚の写真を対比して見せる。1枚は1970~80年代の姿で、もう1枚は昨年9月から今年にかけて撮影したものだ。 高度成長を経て、都市の近代化が叫ばれた時代も、今になれば「古きよき時代の懐かしい風景」になった。では、どこがどう変わったのか。普段見ることのできない数十年の時をまたいだ都市のポートレートは、多くの発見と示唆を与えてくれるはずだ。 「都市再生 千フィート今昔」は5月18~24日まで、富士フォトサロンで開催される。会期中無休。開場時間は10~20時(最終日は14時まで)。入場無料。 ■ 横浜はかつて造船の街だったんだ 百聞は一見にしかず。一例をあげて、