ホンダは29日、「インターナビ・プレミアムクラブ」の会員によるフローティングカーシステムで収集した交通情報を、同日から、世界の衛星画像表示などで知られるソフトウェア「Google Earth」を利用しての公開に踏み切った。 Google Earth上で交通情報は「順調(青色)」「混雑(オレンジ色)」「渋滞(赤色)」の3色で表示される。3D表示や傾き表示など自由な閲覧ができる。 当初、東京、名古屋、大阪の中心部から20km四方の範囲で情報提供をスタート、順次全国に拡大する計画だ。同様の情報は、インターナビ・プレミアムクラブのウェブサイトでも無料で閲覧できる。 また、ホンダはフローティングカーシステムで収集した累積走行距離が、3月中旬に地球2500周分に相当する1億kmに達したことも明らかにした。同システムは2003年9月に自動車メーカーとして世界で初めて導入している。 《池原照雄》