2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、五輪開催期間を含む20年5月から約5か月間、プロ野球・ヤクルトスワローズの本拠地、明治神宮球場の使用中止を求めたとされる問題について、遠藤利明五輪相(66)は5日の閣議後の会見で、「これは交渉事であって、なぜこれが大事になるのか」と疑問を呈した。 組織委が要求したとされる約5か月の中断期間では、東京六大学野球やヤクルト戦など200試合以上が行われる見通し。要請を受け入れた場合、すべての試合を代替会場で行うことが余儀なくされ、野球関係者は困惑している。 新国立競技場、エンブレムの白紙撤回に続き、新たに浮上した東京五輪にまつわる問題に、遠藤大臣はこの日、「それぞれの競技施設をどういうふうに使うかという議論について、詳細に承知しているわけではありません」と前置きした上で「これは全部交渉事ですから、議論があってしかるべきですし、こういう交渉事はこ