2013年10月2日の佐賀新聞に、武雄市図書館がグットデザイン賞特別賞候補100に選ばれたと報道され驚いた。その選定理由に、本の面白さを伝えるという原点に立ち返り、探しやすさ、読む楽しさ、利用し易さを官民共同で追及している、と書かれている。これにも驚いたが自己申告のデザイン賞であり、応募者のコメントをそのまま載せたのだろうが、もう少し現場を検証する必要があるのではないか。 グットデザイン賞と言えば直ぐに思いだすのが、故森正洋さんのデザインで波佐見の白山製陶が58年に製作した「G型醤油さし」である。61年の第一回グットデザイン賞に選ばれ、50年以上も使われ続けている正真正銘の“グットデザイン”である。 この作品は容器と蓋だけのシンプルな構造だが、その全体の姿の美しさと共に、蓋のつまみを指で押さえれば量も微調整できるという優れモノである。デザインと機能二つが揃っての受賞であり、50年以上も家庭
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