【読売新聞】読売新聞オンラインは読売新聞のニュース・情報サイト。社会、スポーツ、政治、経済、国際などの最新ニュースや教育、医療などの読み物、映像ニュースも充実。ポケモン、発言小町、クーポンやプレゼントも。2019年2月にYOMIURI ONLINEからサイト名を変更しました。
富士通は13日、携帯電話やパソコンなどを電源コードに直接つながなくても、「ワイヤレス」で充電できる新しいシステムを開発したと発表した。 2012年の実用化を目指す。実用化に成功すれば、自宅で電源コードを使わずに複数の家電製品などを充電できるようになるという。 富士通が開発したシステムは、微弱な電波を通じて電力を送る仕組みだ。特殊な装置を内蔵した充電器と、携帯電話など充電する機器の間で磁界を共鳴させることで電力を送ることができるという。 現在は、携帯電話を充電器から1・5センチ程度離しても充電が可能で、複数の機器を同時に充電することもできるという。 これまで他のメーカーが実用化した方式では、充電器から数ミリ離れた電動歯ブラシなどを充電するのが限界だった。富士通は今後、充電器から数メートル離れていても電力を送ることができる研究を進めるとしている。
宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は11日午後8時17分、日本版のGPS(全地球測位システム)となる準天頂衛星1号機「みちびき」を、H2Aロケット18号機で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。 カーナビゲーションや携帯電話などで幅広く利用される衛星測位は、米国がもともと軍事用に開発したGPSに依存している。GPSは約30機の衛星で地球全体をカバーしているが、都市部や山間部では、衛星の信号がビルや山で遮られて十分に届かない時がある。 準天頂衛星は、GPSと互換性のある測位信号を発信しながら、日本のほぼ真上を飛び、測位に支障のある地域の解消を目指す。 宇宙機構の試算では、準天頂衛星によって将来、都心部の測位可能時間は、現在の約90%からほぼ100%に向上する。 測位誤差も現在の10メートルから1メートル以下まで改善するという。
地球帰還へ向けて飛行を続けている小惑星探査機「はやぶさ」が、月よりも内側を通る軌道に入った。 宇宙航空研究開発機構が26日確認した。エンジン噴射があと数週間、正常に続けば、地球への帰還が可能になる。 はやぶさは太陽の周りを、地球とは少し違う軌道を描いて回っている。軌道を地球へと近づけるためにエンジンを噴射し続けていた昨年11月、エンジン4台のうち3台目が故障し、帰還が絶望的になった。 しかし、壊れたエンジン2台を半分ずつ組み合わせるという裏技で奇跡的に復活。さらに噴射を続け、とうとう軌道の差が31万キロ・メートルとなり、地球と月の距離約38万キロ・メートルよりも縮まった。 このまま順調に進めば、3月下旬には軌道変更のための噴射を終え、6月にオーストラリアへ落下する予定。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く