俳句を始めた子どもたちの意外な変化 ──俳句を広める活動の一環として、たくさんの人たちと一緒に俳句を楽しむ「句会ライブ」を開催されています。そこには学校の先生も参加しているそうですね。 句会ライブでは、まず「取り合わせ」をレクチャーして、参加者の皆さんに5分で一句作ってもらいます。その後、こちら側でいくつか選んだ句をみんなで鑑賞・議論して、グランプリを決めます。こうした句会ライブのやり方を学校に持ち帰って、俳句作りを習慣化してくださっている先生方もいらっしゃいますね。 ──俳句を始めた子どもたちに、何か変化はあるのでしょうか。 学校で俳句の発表の場を設けると、子どもたちにとっていい動機づけになります。いい句を披露して決勝に残りたいとか、先生が学級通信で紹介する優秀な句に選ばれたいとか、そんな気持ちで日常的に「俳句のタネ」を探して、誰かの言葉にアンテナを立て始めるんですね。例えば、算数の授業