インド版マイナンバー、世界へ 貧困層にも金融サービス―生体情報で個人識別 2024年01月04日20時33分配信 インド北部バラナシで、露店に掲示されたキャッシュレス支払いに対応するQRコード=2023年12月22日 【ニューデリー時事】インドで個人識別番号を基盤にした「デジタル公共インフラ(DPI)」が国民生活に変革をもたらした。貧困層を含むあらゆる人々に金融サービスを行き渡らせる「金融包摂」に貢献。政府はインドモデルを国外にも広げようと取り組んでいる。 インド版マイナンバー、貧困層への即時支援実現 「支給漏れ」解消―インド識者 北部ハリヤナ州の村にある病院の一角。担当者が住民の名前や生年月日などに加え、目の虹彩や指紋といった生体情報をパソコンに取り込んでいた。12桁から成るインド版マイナンバー「アーダール」登録のためだ。登録者は身分証となるカードの発行を受ける。 アーダールはヒンディー