ディー・エヌ・エー(DeNA)が、医療情報サイト「ウェルク(WELQ)」で科学的根拠が不明確な記事や無断転用の疑いを指摘され、WELQを含むキュレーションメディア10サイトの停止に追い込まれた。なかでもWELQは、生死につながる医療の誤った情報を、編集チェックなしに公開していたとして厳しく指弾され、インターネットメディアの医療や健康情報全体の信頼性の問題へと拡大していった。 医師たちは今回の「WELQ騒動」、ひいてはネットに加えて新聞やテレビといった既存メディアの医療・健康情報の取り扱い方をどう見ているのか。J-CASTニュースではDAA(アンチエイジング医師団)の3人の医師に、座談会形式で語ってもらった。 「サイエンス」と「ヘルス」は分けて報じるべき 【座談会出席者】 塩谷信幸氏(北里大学名誉教授、DAA代表) 山田秀和氏(近畿大学医学部奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンタ