上映後に行われたトークショーには、山田尚子監督と本作の音楽を担当した牛尾憲輔、司会として音楽プロデューサーの斎藤滋が登壇。「僕たちの打ち合わせは京都アニメーションの中で“概念打ちあわせ”って呼ばれている」「同席したスタッフがメモを取るのをやめるんですよ(笑)」と2人が話す通り、息が合った様子の2人はたびたび脱線するトークで会場を笑わせつつも、本作の音楽のこだわりについて、実際の譜面やシーン映像も交えながら具体的に語った。 山田との打ち合わせで「物音の視座」というコンセプトを設定した牛尾は、舞台のモデルとなった高校で、実際に椅子やロッカーを叩いたり、窓やビーカーを指でこするなどして録音した物音を劇伴に使用したという。録音現場には山田もロケハンとして同行したが、録音中に山田がメトロノームの音に爆笑してしまったとのこと。「すごい小っちゃい音録ってるのに、すっげえうるせえなって(笑)」と牛尾が明か
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