こんにちはscene(シーン)です✋ 前回の続きからどうぞ👇 裏切り その場の全員があっけにとられている。 涙が勝手にあふれ出ているといった感じなのか。 彼女は無表情でポロポロと涙を流している。 僕はどうすることもできない。 それを見かねてか、E美がハンカチをカバンから取り出して、彼女にそっと渡す。 僕はこの状況をどうにかしなければと気ばかり焦る。 とにかく彼女をこの場から連れ出さなければと思い、 「ちょっと行こうか?」 と震えた声で彼女をトイレ前の暗がりへと連れ出す。 「ごめん。俺何かやらかした?」 「違うねん。何か勝手に涙出てきただけやねん。」 「何かようわからんけど、今からどうする?」 「とりあえず調子悪かったら今日は帰ろうか?」 僕は本当にわからなかった。 「大丈夫。みんなに悪いから。」 「いや、泣いてるほうがマズイやろ。」 つい、本音が出てしまった。 「涙止まったら戻るから、も
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