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  • 【レビュー・書評】:来世であいましょう 1 [作]小路啓之 - コミックガイド - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    来世であいましょう 1 [作]小路啓之[掲載]2009年11月15日[評者]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者)■狂騒を突き抜けた先には いろいろな意味で、過剰さに満ちた作品だ。 物語の主人公は、自意識が過剰で、自分自身にまったく自信が持てず、何かにつけてすねて先回りの自己卑下に走り、自家撞着(どうちゃく)に陥っている、コンプレックスの塊のような高校生の少年だ。自分は女には絶対モテないと確信している彼が、なぜか転校生の美少女に突然言い寄られるという、ありえない展開に遭遇して、混乱し振り回されていく日々が描かれる。男性の抱え込みがちな、ある種の屈折した心理が、痛々しいまでにみごとにすくい取られており、いたたまれない気分にさせられる。 にもかかわらず、実際のまんがの表現は躍動感にあふれ、テンションはひたすら高い。息苦しい展開の中にも、はじけるような独特のタッチが、不思議と透明感や解放感をただよわせ

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