口蹄疫:安東から急速に拡大 口蹄疫 四日間で5カ所、5万頭を殺処分 周辺地域から感染疑い例の通報15件 慶尚北道安東市で発生した牛・豚の伝染病「口蹄(こうてい)疫」が、発生から四日間で5カ所(安東市内)に広がり、2日には安東周辺地域で感染疑い例の通報が15件寄せられるなど、被害が急速に拡大している。殺処分の対象となる家畜は5万3000頭に達し、今年4月から5月にかけて、金浦・江華を中心に発生した口蹄疫での殺処分頭数(5万頭)を超えた。牛に比べ、口蹄疫の感染力が最大300倍に達する豚の飼育場で感染が始まったために、被害が急速に拡大したと分析されている。 農林水産食品部は2日、「慶尚北道安東市臥竜面羅所里・佳野里、泥川洞の韓牛(韓国伝統の肉牛)飼育場から1日に通報された疑い例は、いずれも口蹄疫と判定された」と発表した。口蹄疫は、牛・豚などひづめが二つに分かれている動物が発病する第1種家畜伝染病