仕掛屋定吉さん(40代) タバコの煙をくゆらせながら、パソコンに向かって、ひたすら文字を打ち込む男性がいた。しばらく気になって見ていたけれど、どうにもこちらに気付く様子はない。 そこで、お邪魔を承知で声をかけたら、なんと本を執筆中だったのだ。 タイトルは『THEメカニカルパズル130』。そこで取り出してくれたのが↓ いわゆる現代版の知恵の輪・豪華版。これを作った定吉さんはこともなげにするすると外したけれど、私は外すところを見ていたにも関わらず外すことはできなかった。 という訳で、我が家のオブジェと化している。 ちなみに定吉さん、パソコンに向かってる時はこんな難しい顔をしているけれど、声をかけたとたん、まるで落語家みたいな笑顔で腰も低くて、そのギャップがまた可笑しかった。
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