普通の指将棋、詰将棋において、双方連続王手の千日手は起こりえない。これは将棋指しの間でも余り知られていないが、(詰将棋作家には常識かも知れないが)そのように駒を配置するのが不可能だからだ。 これはさすがに誰かが証明をしているだろう、と思ったのだが、探してみたけど見つからなかった。丸一日考えたのだが、証明は簡単ではなさそうだ。以下では私の考えた証明を書いておく。 まず、将棋において王手するための方法は、 A) 駒を打っての王手 B) 王以外の駒を移動させての王手 C) 王を移動させて、王によって影になっていた遠方まで利く駒(香、角、飛)による王手 の3通りである。 以下では、簡便のため香も含めて、「大駒」と表記する。 双方連続王手ということは直前にも敵から王手されているわけで、直前の手も敵からのA),B),C)のいずれかである。直前のA),B),C)を、こちらがA),B),C)のいずれかの手
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