犬の竿竹唸り 犬が棒の恐怖を遺伝子に書き込むのに、幾千年も要して居る。棒て叩く、ヒトの恐怖で無く、竿竹で有る事が重要で有る。ガラパゴスのイグワナは、観光客が近付いても、逃げ無い。南海の孤島の為、ヒトの恐怖を遺伝子に書き込む時間が無かった。奈良の人は早起きが多い、朝早く起きて、家の前で鹿が死んで居たら大童で有る。奈良には悲しい伝説が有る。三作の石子詰めの刑罰で有る。寺子屋で習字の手習いを受けて居た三作が、勝手に上がり込み、習字の半紙を食べて仕舞い、追い払おうと文鎮を投げつけたら、運悪く急所に当たって、鹿を殺して仕舞った。春日大社は理不尽にも、三作に石子詰めの刑を科した。大きな穴を掘り、殺した鹿と一緒に生きた儘埋葬されて仕舞った。三作は三日三晩泣き通したが、四日目の朝に泣き已んだ。無念で狂い死にした母者の怨霊に未だに怯えて居る。 狼の遠吠えを聞くと、野獣にも言語らしきものが有る事が判る。遠くの