ANIME Interview 『AKIRA』4Kでようやく真価を現す物凄さ、リマスター技術者に聞く「やっとフィルム本来のポテンシャルを全て表現できる」 2020.04.15 1988年(昭和63年)に公開され、今もってなお、世界で最も知られているアニメの1つに挙げられる大友克洋監督作品『AKIRA』。近年では、(残念ながら延期になってしまったが)2020年の東京オリンピック開催を予言していたことでも話題になった。そんな本作が、この春、4K解像度、HDR(ハイダイナミックレンジ)にも対応した最高画質で再臨する。その名も『AKIRA 4Kリマスターセット』。 ここでは、「昭和」の時代に生み出された32年前の映像をいかにして「令和」の時代に通じる画質にアップグレードしていったのかを、デジタルリマスタリング担当エンジニアへのインタビューを踏まえて解説する。 取材・文 / 山下達也(ジアスワークス