今年、韓国で起こった事件に世界中が衝撃をうけた。 死者95人。(※政府発表) その原因は、加湿器用の殺菌剤。 「人体に安全な成分」、「殺菌99.9%子どもに安心」と表記しているにも関わらず、 次々に子ども達が亡くなった。 一体なぜ、こんな事件が起きてしまったのか? 事件の裏には、信じられないズサンな企業体質があった。 "幸せな家族に忍び寄る影" 2009年、韓国の中央部に位置するテジョン。 この町に住む、とある家族に2人目の子どもが誕生した。元気な男の子だった。 韓国の冬は、冷え込み湿度も低い。 ほとんどの家ではオンドルという床暖房が設備され、家は特に乾燥しやすい。 姉となった長女はよく加湿器から出てくる霧状の水で遊んでいた。 その姿に母親は気になっていた。それはある広告・・・ 『加湿器は細菌が1日で100倍以上に増殖。それを防ぐには加湿器用の殺菌剤がいい』 加湿器には、一般的にスチーム式