法律と科学の文脈での「適正手続」という言葉をめぐってちょっとした騒ぎになっていて、これはちょっと法律屋と科学技術屋のハイブリッドである特許屋として一言かいておいても良いかもな、と思ったので書きます。 (元ネタ)科学者とのコミュニケーションが痛いわけ (反論)法律と科学の間の溝は深い この元ネタのエントリが全体として何を言いたいのかは正直よくわからないんですけど、「適正手続」という言葉を出して言いたかったことはなんとなくわかるような気がします。法律の世界で「適正手続」という概念を説明するときによく言われる極端な例があって、例えば警官が検問をしていて車を止めました。その車に乗っていたドライバーに、ちょっとこれに息吹きかけてみて下さい、といってアルコールチェッカーを差し出します。ここでドライバーがチェッカーに息を吹きかけて、何もでなければスルー。チェッカーが反応すれば、ドライバーは酒気帯び運転を