神奈川県に盆地があるというと少し意外に思われるかもしれません。湘南に代表される海と大山や蛭ヶ岳に代表される丹沢の山々や箱根、その間に広がる平地や丘陵……神奈川県のイメージは概ねこんな感じでしょう。 しかし、神奈川県には盆地になっている自治体が1つだけあります。それが神奈川県秦野市です。 北は関東山地、南は渋沢丘陵に挟まれ、伏流水が生み出す名水の郷としてPRを行っています。2016年には環境省の名水百選にも選ばれました。 そんな自然豊かな秦野市ですが、東京の外縁部にあたることもあり、近代になると大きな産業の転換や街の構造の変化がありました。今回は3回にわたってこの秦野市を特集し、東京外縁部のまちの変化と魅力に迫ってみたいと思います。
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