印刷 シリア・ハマ中心部で7月29日、イスラム教の金曜礼拝後にアサド政権打倒を訴えるデモ隊=ロイター アサド政権打倒を訴えるデモが続くシリア北西部ハマで7月31日、シリア軍がデモの鎮圧作戦を始め、反体制派によると少なくとも45人が死亡した。東部デリゾールでも6人が死亡したという。AFP通信などが伝えた。 ハマでは7月8日に「50万人は集まった」(反体制派)という大規模デモがあり、軍や警察は一時、市街地から姿を消していた。 ハマは1982年にも大規模な反政府蜂起が起きた場所で、この時はシリア軍が市街を無差別爆撃し、1万人を超える市民を殺害したとされる。 関連記事〈ロイター〉シリア軍が中部ハマで14人射殺、東部では反体制派幹部を逮捕(7/6)「常軌を逸した暴力」米、シリアを非難 デモ鎮圧めぐり(6/11)シリア、反体制派鎮圧へ軍事作戦 市民、トルコに避難(6/10)