台風15号によって発生した停電の被害は、どの程度広がっているのか。外からは見えにくい停電という事象を、米海洋大気局(NOAA)の気象衛星が捉えた夜間の地表の明るさの画像を、台風の前後で比較することによって可視化を試みた。 Suomi NPP(SNPP)は、2011年にNOAA、NASA共同で打上げられた気象・地球観測衛星。地球を南北方向に周回し、日本の上空を午前1時30分、午後1時30分の1日2回通過する。SNPPには雲や海面、地表面の植物などを観測する可視光と近赤外のセンサー「VIIRS」を搭載している。VIIRSには「昼夜観測バンド」と呼ばれる夜間の地表観測が可能な波長があり、地表の明るさを捉えることができる。 地表で明るく見える光源は、人工照明だけでなく雷、火炎、オーロラなどがある。雲や霧によって観測しにくくなることも多く、明るさの変化をすべて停電の影響と考えることは難しい。だが、継
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