全国の学校で認知されたいじめの件数は、昨年度54万件を超えて、過去最多となったことが文部科学省の調査で分かりました。いじめの認知件数は、国が早期発見を呼びかけてから増加傾向が続いていますが、専門家は「小さないじめが認知されるようになったことは評価できるが、増えたいじめの解決を急ぐあまり、形ばかりの対応になっていないか注意が必要だ」と指摘しています。 文部科学省は全国の小中学校と高校、そして特別支援学校で確認されたいじめについて毎年調査していて、17日、昨年度の件数を公表しました。 それによりますといじめの認知件数は54万3933件で、前の年度より12万9555件増えて過去最多となりました。 内訳は小学校が42万5844件、中学校が9万7704件、高校が1万7709件、特別支援学校が2676件となっています。 さらに加害者の児童生徒に学校がどう対応したかを複数回答で聞くと、最も多かったのが保