私の持論で、生命の仕組みについて学ぶと、個人の生き方や組織の作り方にも役立ち、課題解決力も上がるというのがあります。特に経営者や企業の人事に携わる人は、みんな生命の仕組みについて学ぶといいと考えています。 たとえば企業の運営においてありがちなこういう問いも、生命の仕組みに則って考えるとわかりやすくなります。 ・退職率は低ければ低い方が良いのか? ・朝型勤務を推奨すべきか? ・縦割り社会は悪か? ・職場で男女以外の性を認めるべきか? 機会があれば全体をまとめたいと思いますが、今回はその中でも活かせると思う考え方を掻い摘んで書きたいと思います。 なぜ、生命は「死」の仕組みを手放さないのか生命科学に関わる仕事をしていると、よく「人類は不死を実現できないのですか?」という質問をいただきます。 秦の始皇帝が不死を求めたという話があるくらい、昔から人類は不死を切願してきましたが、そもそも何故わざわざ「