主力商品の売上が落ちても、全体としての売上を伸ばせた要因の一つが、商品ラインナップの拡充だ。掃除、キッチン、ベビー……新型コロナウイルス感染症の影響を受けにくい生活家電まで品揃えを広げることで、売上を底上げしたのだという。 品揃えの拡充は、どの企業も実施できるわけではない。商品数が増えればオペレーションが複雑化し、サービスの品質も下がりやすいからだ。 しかし、レンティオは違った。往復送料無料、返却時に必要なガムテープや着払い伝票・利用ガイドの同梱も徹底し、コンビニからも返却できる。カスタマーサポートは全員が正社員で、「電話やメール、チャットのレスの早さと丁寧さには自信があります」と三輪氏。 返却期日のリマインドも徹底しているという。自動でレンタル期間を延長したり、返却手続きを面倒にしたりすれば、短期的には売上は伸びるだろう。しかし、UXが悪ければ、結局はレビューの評価もリピート率も下がって
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