『1冊のノートが「あなたの言葉」を育てる』(川上徹也著、朝日新聞出版)の著者は、「伝え方」について考えるにあたり、1本の「木」をイメージしてほしいと記しています。 テクニックや型を使ってアウトプットするような「発言」や「文章」は、「言葉の木」の「枝葉」にあたる部分。しかし「枝葉だけの木」では「花」を咲かせ「実」をつけることはできません。でも、しっかりとした「幹」があれば、同じように見える「枝葉」であっても「言葉」は重く感じるというのです。 とはいえ「枝葉」がなければ、周囲からその価値をわかってもらえず、成果を生み出しにくいともいえます。つまり、どちらも大切だということ。 本書は、「言葉の木」という比喩を使って、テクニックや型の前段階にある「内面の言葉を作っていく方法」について、初めて詳しく語った本です。 コピーライターや作家として、また講演やセミナーなどでも「言葉」を常にアウトプットしてい