巨人吉川光夫投手(31)、宇佐見真吾捕手(26)と日本ハム藤岡貴裕投手(29)、鍵谷陽平投手(28)の2対2のトレードが成立したことが26日、分かった。29日のレギュラーシーズン再開を前に、中継ぎ投手の補強を目指した巨人と、捕手、投手の選手層の厚みを求めた日本ハムの思惑が一致した。 セ・リーグ首位の巨人は、5年ぶりのリーグ優勝へ、中継ぎ強化が急務になっている。先発投手の防御率はリーグ2位だが、救援陣は同4位の3・83。新外国人としてダイヤモンドバックス傘下3A所属のルビー・デラロサ投手(30)を獲得したが、さらなる戦力アップへ右腕の鍵谷、左腕の藤岡が加入する意味は大きい。 鍵谷は今季18試合に登板し、0勝0敗、防御率5・94。2軍では8試合で防御率0・00と安定した成績を残す。北海道出身の地元選手として活躍してきたが、求められた環境でブルペンを支える存在を目指していく。11年ドラフトで3球