オーストラリアのシドニー(Sydney)で、公式訪問中の胡錦濤(Hu Jintao)中国国家主席(左)と会談するケビン・ラッド(Kevin Rudd)労働党党首(2007年9月7日撮影)。(c)AFP/Greg WOOD 【10月31日 AFP】11月24日に総選挙を控えたオーストラリア。ジョン・ハワード(John Howard)首相は米国の忠実な盟友だったが、もしライバルの労働党ケビン・ラッド(Kevin Rudd)党首が次期首相に選出された場合、中国との関係強化が優先課題になりそうだ。 ラッド党首は1980年代、北京に外交官として滞在した経歴を持つが、89年の天安門事件以前に帰国している。中国語が堪能で、胡錦濤(Hu Jintao)国家主席の9月初頭の公式訪問時には、その達者な中国語で胡主席を魅了した。 政治アナリストのNick Economou氏はラッド党首について「外交面では極めて