2007年9月3日、首相官邸で協定に署名後、握手を交わす安倍晋三(Shinzo Abe)首相とチリのミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)大統領。(c)AFP/SHIZUO KAMBAYASHI 【9月4日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は3日、来日中のチリのミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)大統領と会談し、日本とチリとの経済連携協定の発効を宣言した。日本にとっては南米地域の国家と初めて結ぶ自由貿易協定で、これにより鉱物資源の安定的な供給が期待される。 安倍首相との共同記者会見に臨んだバチェレ大統領は「世界第2位の経済大国である日本との協定は、チリにとって非常に重要だ。日本にとってもチリは、ほかの南米諸国への玄関口となるだろう」と述べた。 日本は、世界貿易機関(World Trade Organization、WTO)での交渉が難航する