イタリアのローマ(Roma)で開幕した「食糧サミット」の冒頭で演説する潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長(2008年6月3日撮影)。(c)AFP/Chris Helgren 【6月3日 AFP】(一部更新、写真追加)イタリアのローマ(Roma)で3日、「食糧サミット」が開幕し、国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は各国の指導者に世界規模での大幅な食糧増産を呼びかけた。 潘事務総長は、高まる食糧需要を満たすため、農業に対する投資を増やし、市場を歪める貿易政策や課税政策を排除し、2030年までに世界の食糧生産を50%増やす必要があると訴えた。また食糧危機を緩和するためには世界貿易機関(World Trade Organization、WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)のできる限り早期の妥結も不可欠だと述べた。 今回の食糧サミット