お国のため、家計のため、さらには男女平等の実現のため等々、様々な場面で担ぎ上げられるワーキングマザー。 1985年に施行された男女雇用機会均等法以来、国は、育児休業制度の義務化や短時間勤務制度の導入促進など「働く母支援策」を"一応は"拡充。2005年には、非正規雇用のパート労働者でも育児休暇を取得することが、(現実はともかく)法的には可能になった。 にもかかわらずこの国では、出産した女性のうちワーキングマザーの割合は、いまだ4割以下と少ないまま。日本ではなぜ、子育てと仕事の両立が困難なのか? 前回に引き続き、その理由に迫る。 「お受験」させたくてもさせられない 社会問題にもなる保活問題。数々の努力の結果、見事それをクリアしたら、育児はグッと楽になる――かと思いきや、そうはいかない。保育園に入れたら入れたで、今度は教育問題に悩む。 「保育園は幼稚園と違い"教育"をしてくれない。だから、いつま