韓国では年始から販売される全ての自動車で実態に沿った新たな燃費表示が始まった。これまでの燃費表示を見直した結果、韓国製の中型ガソリン車の燃費が日本車よりも劣ることが分かった。専門家は「燃費が重要な購入条件となる中、経済性という国産車の強みが失われる可能性がある」と懸念した。 ■日産アルティマ>現代ソナタ 新たな燃費表示は、燃費測定条件を現実に近い形で見直したものだ。表示を体感燃費に近づけることが見直しの狙いとなっている。このため、燃費はこれまでの表示よりも10−20%低下している。 排気量2000CCクラスの現代ソナタ、起亜K5の燃費はガソリン1リットル当たり11.9キロメートルなのに対し、2500CCクラスの日産アルティマは12.8キロメートルの走行が可能だ。アルティマの燃費が8%優れている計算となる。アルティマと排気量が似ている現代自のグランジャーHG240(2400CC)の新燃