AIJ投資顧問の詐欺事件で公判中の同社社長・浅川和彦被告(60)が、22日の東京地裁での被告人質問を前に読売新聞の取材に応じた。 「最初の数か月で約15億円の損を出した。取り返すまでファンドを水増しするしかないと考えた」と事件の経緯を明らかにした。 AIJが年金基金にファンドを売却し始めたのは2003年。数か月で預かった約30億円の半分を失った。「申し訳ないでは済まず、取り戻すしかないと考えた」。顧客にばれないよう、ファンドの純資産額を水増しした。「違和感はなかった。金融商品取引法を読んだことはなく、『まずいかな』ぐらいだった」という。 損失は08年に550億円に膨らんだ。同年のリーマンショック後に約300億円を取り戻したが、09年に運用実績に粉飾の疑いがあると年金情報誌に報じられ、顧客が離れたという。 「焦って運用に集中できず、一気に500億円の損を出した。今でも夢に出る」 結
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く