公式の通販サイトと誤解される?−−。北欧発祥で世界最大の家具チェーン店「IKEA(イケア)」が大阪の買い物代行業者を相手取り、サイトのデザイン変更などを求める訴えを大阪地裁に起こした。国内に6店しかなく、通販をしないIKEAを巡っては、買い物代行業者が乱立している。一方で、正規の通販と信じて買ったり、不透明な価格に戸惑う消費者もいるとされ、法廷闘争の行方に注目が集まる。【渋江千春】 原告は、「IKEA」の商標権を持つ「インター・イケア・システムズ・ビー・ヴィ」(本社・オランダ)。訴えられたのは、大阪府茨木市の買い物代行業者。 訴状によると、この業者は買い物代行の自社サイトで、「IKEA通販」「イケア通販」などのマークを使ったり、公式サイトの商品の写真を転載したりしている。原告側は「『IKEA』などの商標を勝手に使うことは違法だ」と訴える。 そして、マークや写真の削除とともに、写真デー