開発からおよそ40年がたった東京の多摩ニュータウンで、初めてとなる老朽化した集合住宅の大規模な建て替え工事が終わり、25日、完成を記念する式典が開かれました。 多摩ニュータウンは、東京西部の4つの市にまたがる国内最大規模のニュータウンですが、開発が始まって40年ほどたち、建物の老朽化や住民の高齢化が問題になっています。 このうち昭和46年に入居が始まった多摩市の「諏訪2丁目住宅」では、23棟あった5階建ての集合住宅を取り壊し、11階と14階建ての高層住宅7棟に建て替える大規模な工事が行われ、今月、完成しました。 25日、新しい建物で行われた神事には、住民や工事の関係者などおよそ90人が出席し、代表者が神前に玉串を納めて、完成を祝いました。 完成した建物の総戸数は1200戸余りで、これまで住んでいた人たちが入居するほか、およそ700戸が新たに分譲されました。 これまでの住民の平均年齢が65歳