昨夜の19時からユーストリームで配信された村上隆さんが主催するGEISAI大学の黒瀬陽平さんの講演。さらにそのあとに続いた放課後討論会。計6時間半に及ぶ放送がやっと終わり、今この文章を書いています。 最終的には2200人の視聴者がその討論をネットで視聴した討論会。先週の濱野智史さんの講演を村上さんのツイットで知り、初めてユースト生放送を見てその面白さに興奮した一週間後の討論会は祭りのような盛り上がりを見せた。 しかしそれは講演内容が素晴らしかった結果というより、「ゼロ年代と呼ばれたこの十年、日本のアートは何も生み出さなかった」とカオスラウンジ宣言で宣言しながら、新たなアートの現場としてのカオスラウンジを定義づけていない黒瀬さんに対する盛り上がりだった。 椹木野衣さんをはじめとする多くの美術関係者が見守る中行われた講演は、ネット上で趣味の延長線的に生み出された表現の動向や、その動向が現実へつ