これは昔々のおとぎ話。 1980年代後半、日本はバブルの宴に酔いました。土地や株を持っている人は言わずもがな、そんなこととは縁のないサラリーマンも交際費で飲みまくり、経済はとても潤いました。 しかし、そんな宴も、やはり行き過ぎたものは弾けるものです。バブルで潤った一部の土地持ちや株持ちやいわゆる青年実業家たちに対する、一般庶民の僻みが高まり、そして高騰する地価の前に不動産の所有をあきらめた人たちの怨嗟が世を覆いました。その怨嗟に、政治と、日本銀行が応えました。宮沢総理が、地価を下げることを公約にして総理になり、三重野康という日銀総裁は、金融引き締めにより、一気に資産価格の下落を導きました。バブル崩壊です。(参照:バブルが残した傷跡 - 常夏島日記) バブル崩壊の結果、かえって、一般庶民の生活が苦しくなりました。しかし、自分たちがバブルを潰せと言った手前、バブルを潰したことには批判の矢が向か