Linux Daily Topics 2012年5月31日Linux 3.5ではARM対応が強化─ARMが存在感を増した理由はどこに 予定よりやや遅れはしたものの、5月21日に無事に正式公開となったLinuxカーネル3.4。そして3.4のリリースと同時に3.5のマージウインドウがオープンしている。まだ最初のリリース候補も出ていないが、Linux 3.5ではDRM GPUドライバ関連のアップデートが数多く実施されるほか、タッチデバイスの入力サポート強化、サウンド関連の拡張なども予定されている。 そして数ある変更点/強化点のなかで、今回はLinux 3.5におけるARMアーキテクチャ対応について触れてみたい。ご存知の方も多いと思うが、メインラインにおけるARMサポートに関しては昨年、Linus Torvaldsが「ARMドライバを考えなしにカーネルに取り込むのは(カーネルが肥大化するので)やめ
なぜ世界経済が不安になると円高になるのか? 日本の「戦略的通貨政策」についていろいろ書いている途中なのですが、少し違った方向から見てみたいと思います。 本日(5月31日)の東京市場では、円が対ドルで78円台後半、対ユーロで97円台後半と「円高」が進みました。特に対ユーロでは今年1月高値の97円に近付いています。 原因はもちろん「欧州債務危機」が深刻化して世界経済が不安になって来たからなのですが、それではなぜ世界経済が不安になると「円高」になるのでしょう? あまり理論的に説明されていないので、考えてみます。 確かに2008年夏のリーマンショックを引き起こした米国発の世界金融危機では、半年くらいの間に円が、対ドルで111円から87円へ、対ユーロで170円から111円へ、リスク通貨の代表である対豪ドルでは105円から55円への急落(円が急騰)となりました。 これは世界金融危機の少し前の2006年
写真2●「Copper」を構成するブレードサーバーには、ARMプロセッサ「Armada XP」が4個載っている 米デルは現地時間2012年5月29日、ARMプロセッサを搭載したサーバーを提供する計画を明らかにした。主にウェブのフロントエンドやHadoopなどスケールアウト型の用途で、省電力化やコスト低減の効果が見込めるという。 同社はソフトウエア検証用のARMサーバー「Copper」を開発済み(写真1)。既に一部の顧客に提供しているほか、同社のデータセンターなどを通じてCopperをリモートで利用できるようにするという。将来はCopperの一般販売も計画している。 Copperは、1.6GHz動作のARMコアを4個搭載した米マーベル・セミコンダクターのSoC(System on a chip)「Armada XP」を採用したサーバー(写真2)。3Uのきょう体に、SoCと2.5インチHDDを
今朝方、秋葉原のPCパーツ屋 『クレバリー』 倒産というニュースが飛びこんで来た。Akiba PC Hotlineでも報じられている。 部品から組み立ててパソコンを作る時代はもう終りだろうとは思ってたが、かといってこれがそれだけを意味するものではないことは、薄々気付いてる人も多いだろう。 ゲームデザイナー山北篤が昔デザインしたSFゲームには、コンピュータは大型のものとラップトップしかなかった。デスクトップパソコンは生き残れないと考えていたようだ。 時代はそれから15年ほどが過ぎ、実際のところいわゆるデスクトップパソコンは Apple のラインナップからも消えてしまっている。iMac がそれに近いが、中身はノートパソコン向けのチップで構成されている。Mac mini はデスクトップというより小型PCであるし、Mac Pro はパソコンとすら呼べない。あれはワークステーションだ。 おそらく本当
NECは2012年5月24日、コンピュータ内で拡張カードなどを接続するために使われているシリアルバス規格であるPCI Express(PCIe)を、Ethernet(イーサネット)を利用して延長できる技術「ExpEther」(エクスプレスイーサ)に対応した製品群を発表した(写真1、関連記事:NEC、PCIe機器をイーサ経由で外付けできる「ExpEther」商用化、阪大に600台先行納入)。 ExpEtherを使うことで、拡張スロットの数が少ないスモールファクタ(小型)のサーバー機などでも、必要な数だけPCIe対応拡張カードを追加利用できるようになる。だが、実用性はどうなのかどうしても疑問も沸く。 例えば、パケットベースでデータをやり取りする点は同じとはいえ、コンピュータ内部でのデバイス接続のように高速性や低遅延性が必要な領域の技術であるPCIeを、イーサネットLANのような(PCIeに比べ
Latency numbers every programmer should know — Gist L1キャッシュ参照 0.5ナノ秒 分岐予測失敗 5ナノ秒 L2キャッシュ参照 7ナノ秒 Mutexのロックとアンロック 25ナノ秒 メインメモリー参照 100ナノ秒 Zippy[Snappy]による1KBの圧縮 3,000ナノ秒 1Gbpsネットワーク越しに2KBを送信 20,000ナノ秒 メモリーから連続した1MBの領域の読み出し 250,000ナノ秒 同一データセンター内におけるラウンドトリップ 500,000ナノ秒 ディスクシーク 10,000,000ナノ秒 ディスクから連続した1MBの領域の読み出し 20,000,000ナノ秒 パケットを、カリフォルニア→オランダ→カリフォルニアと送る 150,000,000ナノ秒 Jeff Dean著(http://research.googl
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